「営業」と聞くと、
- 売り込み
- 押しが強い
- 自分には関係ない
そう感じる方も多いと思います。
正直、僕も営業職ではありません。
それでもこの『営業の魔法』は、
仕事・家庭・人間関係すべてに使える“会話の教科書”だと感じました。
本書が教えてくれるのは、小手先のテクニックではありません。
人と信頼関係を築き、相手の心を動かすための「営業の本質」です。
これは営業マンだけのものではなく、
・上司や同僚との会話
・取引先とのやり取り
・夫婦の話し合い
・子どもとの接し方
あらゆる場面で活きる考え方でした。
- この本が教えてくれる「営業の魔法」とは何か
『営業の魔法』は、12の「魔法」と呼ばれる考え方・話法で構成されています。
今回はその中でも、特に日常で使いやすいポイントを中心にまとめます。
魔法その1|瞬間の沈黙 〜話さない勇気が信頼を生む〜
営業では「間」がとても大切だと書かれています。
人は、話し続けられると疲れてしまいます。
沈黙の時間は、相手が考えを整理するための大切な時間です。
これは家庭でも同じです。
✔ つい説明しすぎる
✔ 相手の返事を待たずに話す
✔ 不安で沈黙を埋めてしまう
そんな時こそ、一呼吸おく。
「待てる人」は、それだけで信頼されます。
僕も妻との会話中、まだ妻が話しているのに、結論を急いだり、つい自分の話をしたりしてしまいます。相手を疲れさせると認識しないといけません。
魔法その2|人間力 〜NOは失敗ではなく成長の材料〜
本書では、営業で断られることを
「NOではなく“能”と捉えよ」と語られます。
断られる=自分が否定されたではありません。
これは仕事でも、家庭でも同じです。
✔ 提案が通らなかった
✔ 意見が合わなかった
✔ 子どもが言うことを聞かない
それは失敗ではなく、次に活かすための材料です。
そして何より大切なのは、前向きな姿勢は必ず相手に伝わるということ。
不安や焦りは、言葉にしなくても相手に伝わってしまいます。
魔法その3|売らない営業 〜問題解決に集中する〜
営業は「モノを売る仕事」ではありません。
お客様の問題を解決する仕事です。
これは本当に本質だと思いました。
✔ 自分の意見を通そうとする
✔ 正解を押し付けてしまう
✔ 早く結論を出したくなる
こうした姿勢は、相手からすると「押し付け」です。
まずやるべきことは、相手を理解することに徹すること。
家庭でも、「解決」より先に「理解」が必要な場面は多いですよね。
魔法その4|既成概念を壊す 〜限界を作っているのは自分〜
営業がうまくいかない原因は、「お客様」ではなく「自分の思い込み」にあることが多い。
✔ この人は無理だ
✔ どうせダメだ
✔ 自分には向いていない
そう思った瞬間に、可能性は閉じます。
既成概念とは、自分の中にいる“弱気なアドバイザー”だと書いてありました。
まず疑うべきは、相手ではなく自分の思い込みなのかもしれません。
魔法その5〜12|話法は「武器」ではなく「思いやり」
二者択一話法、イエス・バット話法、質問話法、ストーリー話法など、
本書では多くの話法が紹介されています。
ですが、共通しているのはこの一点です。
👉 相手の負担を減らし、納得してもらうための工夫
説得ではなく、納得してもらう。
押し切るのではなく、寄り添う。
話法はテクニックですが、使い方を間違えるとただの操作になります。
相手のために使うからこそ、魔法になる
この視点がとても印象的でした。
読んで感じたこと|営業本だけど「生き方の本」
『営業の魔法』は、
営業マン向けの本でありながら、人としての在り方を教えてくれる一冊でした。
✔ 人の話を聴く
✔ 相手の立場で考える
✔ 前向きな姿勢を持つ
✔ 信頼を積み重ねる
これらはすべて、仕事・家庭・人生を良くする基本だと思います。
まとめ|営業の魔法は、人生の魔法だった
『営業の魔法』は、「売るための本」ではなく
「人と良い関係を築くための本」でした。
営業職でなくても、
✔ 仕事で人と関わる
✔ 家族と向き合う
✔ 信頼を積み重ねたい
そんなすべての人に役立つ内容です。
テクニックよりも、姿勢。言葉よりも、在り方。
この本は、人と向き合うすべての場面で使える“魔法”を教えてくれます。

