先日、10年前の自分から手紙が届きました。
それは「博物館明治村」の郵便サービス、『はあとふるレター』。
10年前、28歳の僕が未来の自分宛てに書いた手紙です。
その封筒を38歳の今、ドキドキしながら開けました。
この記事では
- 「はあとふるレター」ってどんなサービス?
- 実際に届いた時、どんな気持ちになるの?
この2点を中心に、僕の実体験をお話しします。
明治村とは?
博物館明治村(愛知県犬山市)は、明治時代を中心とした建造物を移築・保存する野外博物館です。
60以上の歴史的建物が並び、まるで明治時代にタイムスリップしたような空間です。
入村料:大人2,500円 高校生1,500円/小・中学生700円
レトロな郵便ポストや制服姿の職員など、明治の雰囲気を味わえます。
「はあとふるレター」とは?
明治村の簡易郵便局で体験できる特別な郵便サービスです。
手紙を預けて10年後に届けてもらえるというもの。
料金:1通700円
宛先:自分・恋人・家族・友人など自由
実施:公益財団法人 明治村(日本郵政ではありません)
住所変更があっても、9年半後からフォームで変更可能です。
未来の自分に想いを託す体験ができます。
手紙を書いた日のこと
10年前、当時付き合っていた彼女と一緒に明治村を訪れました。
お互い、自分と相手に宛てて手紙を書くことにしました。
当時の僕は、転職したばかりで仕事に悩み、「自分は何をしたいのか」すら全く分からなくなっていた時期でした。
そんな迷いの中、10年後の自分へ言葉を残しました。
届いた手紙の内容
10年越しに開けた手紙には、こんな言葉が並んでいました。
- 「今は悩んでいるけど、仕事は楽しめてますか?」
- 「家は買いましたか?」
- 「子供は生まれました?男の子かな?」
- 「英語はペラペラになりましたか?」
- 「人生の目標は見つかりましたか?」
うーん……少し退屈な内容(笑)。
でも当時の自分がどれだけ不安で、未来を信じられなかったかが伝わってきました。
そして、今の自分がその問いに答えるとこうです。
- 仕事 → 2回転職して、今は楽しく働けている
- 家 → 8年後に中古の戸建てを購入
- 家族 → 2年後に結婚、9年後に女の子が誕生
- 英語 → 少し話せる程度
- 人生の目標 → まだ模索中
理想には程遠いけれど、「ちゃんと生きてきた」と思えました。
当時の彼女からの手紙
彼女の手紙には、当時のデートの様子や、「旅行が楽しみ」「喧嘩したら話を聞いてね」といった言葉がありました。
10年前の空気がふっと蘇るようでした。
僕よりもずっと前向きで、“今”を楽しんでいたことが伝わってきます。
実は当時の彼女は、現在の妻です。
実家を宛先にしていたため、手紙は両親から転送してもらいました。
二人で見せ合いながら、懐かしさと感謝の気持ちでいっぱいになりました。
感じたこと:日常こそが宝物
正直、10年前に描いていた理想の人生は叶っていません。
お金持ちにも、有名人にもなっていない。
でも――
「10年前の手紙を、妻と一緒に笑いながら読める」
そのこと自体が、どれほど幸せで尊いかに気づきました。
仕事、家事、育児…あっという間に過ぎていく毎日ですが、
でもこの“当たり前”こそ、未来の自分がいちばん恋しく思う日々なんだと思います。
だから、これからの10年も、平凡な日々を大切に、毎日少しでも成長していこうと思いました。
まとめ
「はあとふるレター」は、単なる手紙サービスではなく、“時間を超えて自分と出会う”体験です。
明治村に行かれる方は、ぜひ試してみてください。
10年後のあなたに、きっと優しく寄り添う手紙が届きます。


